帰省ラッシュを見ても思う。夏休みはなんと疲れるものかと。私も久し振りに長―い休みをとった。休みの一週間前くらいまでは、ワーイワーイ夏休みだぁー! とウキウキするのですが休み前日となると。え?明日からずっと休みなの・・・なんかさみしーい・・・とため息が出る。例年の事ながら秋への宿題をいっぱいかかえての休みだが力が入る。楽しまなきゃ、充実させなきゃ!と。子供達が子供のころの夏休みの間の成長は目を見張るものがあった、心も身体も「ウゥー育っているっ!」と傍に居ても実感できたものだ。だから「夏休み」は何か一歩前へ進むイメージがどうしてもついて回る。また、これはだんだん少なくなってゆく自分の人生の時間への焦燥感でもあるかもしれない。こんなに生きているのに、ずーっと前からやりたい事がいっぱいあるのに、だらだらと何一つクリアどころか、手もつけていない事だらけなのだ。今これを書いている瞬間もすごく焦っている。楽な気分で今年の夏はペン習字も上達、ずっとやりたかった、かけてしまったのに捨てられない茶碗の金継ぎにもトライ。それからギターも上達し、ハタマタ英会話も進歩し充実した夏休みであった・・・と書いてみたい。何と小さな目標だろう。作ろう作ろうと兼ねてから思っていたチリビーンズだけはどっさり煮込んで冷凍庫に眠っている。ささいな事だが小さな救いだ。
先日、バッグの中に何年も前に買ってあった、さくらももこ著の「そういうふうにできている」という文庫本を見つけた。これはさくらももこさんの妊娠から出産にまつわるエッセイ集なのだが。声を出してケタケタ笑った笑った。そして胸が熱くなり何度も涙が出てきた。面白くって一気に読んだ。今年出産を経験した娘と孫を重ね合わせて、今の私にとって最もレアで最もリアルタイムなエッセイ集だった。
しかし、何故私は買った時読まなかったのだろう。買ったまま、まだ読んでいない本はいっぱいあるが、なぜ今この本を開いたのだろう。
そうか、きっと「そういうふうにできていている」んだ。
納得!納得!

